葺き替え・重ね葺き
屋根の保守工事では、大きく分けて2種類あり、現存の屋根材を全部撤去してしまって、新たな屋根を構造する工事と、現存の屋根材の上から、被せるように新しい屋根を作る工事があります。
前者は葺き替え工事と呼ばれ、後者は重ね葺工事(カバー工法)等と呼ばれています。それぞれの違いを紹介します。

葺き替え工事

葺き替え工事のよい所悪い所等をご紹介いたします。

●よい所
古い屋根材を撤去して、さらに下に敷いてある防水シートも交換しますので、屋根全体をリフレッシュする事ができ、健康的です。
●悪い所
古い屋根を撤去する工事が必要になってくるのと、廃材の処分に費用が掛かってしまいます。
あと、解体時には、騒音とホコリが出てしまうので、近隣への配慮が必要です。 ◇ポイント
新しく乗せる屋根材が、以前の屋根材より軽い物を選んであげる事で、躯体の耐震性が上がる事を期待できます。
建てられた当時からすると、屋根に使用される建材も変わってきていますので、どのような製品があるのか調べてみましょう。

重ね葺き工事(カバー工法)

重ね葺き工事のよい所悪い所等をご紹介いたします。

●よい所
撤去作業等が無い為、コストが抑えられる事と、工事期間も短く出来ます。
●悪い所
上から被せてしまう分、以前より荷重がかかるので、耐震性が少し下がります。重ね葺きで使われる材料は慨に重いわけではありませんので、心配をしすぎる事は無いのですが、 耐震面で不安のある家ではお勧めできません。

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