見積もりを取る前に、最低限の知識はもっておきましょう。説明されてもよくわからない…ということがないように、工事に関して知識を事前に得ることによって、スムーズになります。

これだけは知っておきたい3箇条(外壁塗装の場合)

①塗料の種類
外壁塗装に使われる塗料は、上記のように種類があります。
値段が アクリル<ウレタン<シリコン<フッ素・断熱<光触媒
と上がってきます。
現在最も主流として、外壁塗装に使われている塗料は「シリコン系塗料」です。

塗料の種類と対応年数比較
塗料の種類 特徴 対応年数
アクリル系塗料 耐久性は悪いが意匠性がある 約3~4年
ウレタン系塗料 昔から使われている汎用塗料 約5~6年
シリコン系塗料 一般的によく使われる塗料 約10年
光触媒系塗料 汚れにくい塗料 約10~15年
セラミック系塗料 高価で耐久性や意匠性に優れている 約10~15年以上

※対応年数は立地や下地により変化があります。また、商品によっても異なります。

グラフの様に塗料は性能や価格帯に差が有ります。どの塗料が良いのかは予算も当然ですが、立地条件や下地によっても異なってきます。
建物の為に施工をするのですから、建物に合った材料選びが必須です。

②業者の選び方
施工をしてくれる会社はたくさん有ります。
大手企業から街のペンキ屋さんまで、同じ工種を施工できる業者はたくさん有りますが、中身に違いは少しあるようです。 大きく分けて比較してみましょう。

業者別メリット・デメリット
会社 メリット デメリット
大手施工業者 ・潰れる心配が少ない
・保証がしっかりしている
・トラブル時にも安心
・施工中職人の入れ替わりがあることも (最初から最後まで同じ人が担当しない)
・下請け孫請けにより、職人の技術に当たり外れがある
地元施工業者 ・地域性に詳しいので地域にあった ピッタリの塗装ができる
・施工費が安い
・仕上がりに対し指摘がしづらい
・他社と相見積りしづらい
・保証が手厚くない
・安価な材料の可能性も

まずは、見積りをもらうことから全てが始まります。 そして大切な事は、しっかり説明を受けて、知識を付け、後々後悔しないようにしましょう。 1社だけでは相場も分からず、知識もつかず、後々後悔してしまう可能性がぐっと上がります。

③工事にかかる費用の計算
一般的な費用の計算の仕方は、工事に必要な工種の内容ごとに「数量」と「単価」を掛けて、合算した物が使われます。適切かどうか判断するためには素人では難しい部分があります。数量に関しては複数の単位を使用している事が多いです。
一式と書かれていたり、㎡・本・回・箇所・枚…複数見積を取った際はこの辺りも必ず見るようにして下さい。全て「一式」と書いてしまえるのであれば計測に時間を掛けないので楽でしょうが、高い金額になりがちです。 

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